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父から娘へ3 〜1980年代、君たちの好きだったアンパンマン、ジブリ、チャッキー

 

   僕の勤務先の映画館にやって来て見てくれた映画は、この間の指摘通り「それいけ!アンパンマン・キラキラ星の涙」でした。亡くなったおばあちゃんも一緒に来たんですよ。1989年3月公開作で、いまはもう20作品以上作られているヒットシリーズの一作目を見に来たなんて凄いことではないですか。記念すべき一本ですね。

 

  お父さんの映画館、普段は映画ファン向けのアート系の名画(この時期でいえばルイ・マル監督の「さよなら子供たち」やアカデミー賞を獲得した「バベットの晩餐会」)を中心に上映していたミニシアターだったので、このようなポピュラーなアニメ映画が番組されるようなことは本当に珍しいことでした。

 

バベットの晩餐会 HDニューマスター [DVD]

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  実は当時、お父さんとしては名画館のイメージを損なうアンパンマンのような作品の上映はあまり行いたくなかったのですが、やはり映画館も商売ですから、春休みや夏休みG・Wなどの休日が多い時期は、家族映画も収益上の理由で扱わなければならなかったのです。でも娘の好きだったアンパンマンでもあったので上映出来て、この時は普段とは違いちょっと嬉しかったと思います。だから見に来るように話をしたのだと思います。

 

   お姉ちゃんの映画デビュー作は「となりのトトロ」でした。時期はアンパンマンのほぼ1年前、1988年のことです。劇場は今の松坂屋北館地下に当時あった〈エンゼル東宝〉でした。混雑する映画館は仕事柄嫌だったので、劇場は地味でしたね。

 

  お父さんは「天空の城ラピュタ」とか、関係作品すべてを劇場でも見ているのですが、ビデオのレンタルが始まると早速借りてきて、「おもひでぽろぽろ」とか家族揃って茶の間で見たことが楽しい思い出になっています。ジブリ・アニメは家族みんな好きでした。

 

  家族みんなが好きだったと言えば、チャッキーという凶悪な殺人人形が惨劇を繰り返す愛嬌のあるホラー作品「チャイルド・プレイ」シリーズのビデオも、折りあるたびみんなでキャーキャー叫びながら見てましたね。皆怖がりなくせにこのシリーズだけは好きだったみたいです。何作目かにチャッキーの花嫁なんかも登場して楽しませて貰いましたね。

 

チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁 [DVD]

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チャッキーつながりではないのですが、今日の昼にイオンに行ったついでに何か映画が見たくなり、ちょうど上映開始が間近だったので「貞子vs伽椰子」を見て来ました。ジャパニーズ・ホラー2作品のヒロイン達?を対決させようとしても上映時間100分では話らしい話にはならないことは自明の理。貞子は神出鬼没で何処にでも出現できるが伽椰子は曰くある家にしか出没出来ない設定なので、当然伽椰子の住み処がその対決場所に選ばれてました。どのように貞子をこの家に呼び込むかが注目ポイントでしたが特別な死にまつわるルールが示されこの点は成る程と納得。作品としてのコクがないので、やはり少々怖くてもアトラクション、お化け屋敷感覚の映画でしたね。(どちらが強いか勝つかと言われても、ねえ。)

 


映画『貞子vs伽椰子』予告編

 

 彼女たちの今後の進退問題にも関わってきそうなのでその辺りは少々目を見張る場面はあってもやはり、玉虫色でしたね。貞子が初めて誕生した「リング」一作目は怖さも超一級だったのですが、畸形のかなしみみたいなドラマもしっかり感じられて傑作でした。この作品を見てつくづく思いました。

 

リング (Blu-ray)

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  お手軽な映画に馴染んでいるいまの若いファン達にはホラーヒロインたちが共演するようなお化け屋敷映画がきっと受けるのでしょうね。この作品は父さんの中では5点満点の2です。が、文句を言いながらもこの手のB級映画はついつい早めに見てしまいますね。そういえば「バットマンvsスーパーマン」も突っ込み所満載の中途半端な映画でした。