真夏で出産直前に見た妊婦にオススメしたいような、できない作品

 

 今週のお題が「映画の夏」ということもあり、かつ子どもが誕生日を迎えたこともあり、久々に娘のわたしがしゃしゃり出てみました。(父に頼んだんですが、お題に気がつくのが遅くて間に合わなかったのは秘密ですw) 

  先にも記しているように私自身は映画をあまり見ませんが、数年前、真夏の出産を控え実家に帰っていた際に、父が撮り貯めた地上波CS放送のヤマの中からいくつかの作品を見て過ごしました。

  洋画、邦画、アジア系、いろいろありましたし、小津安二郎とかそれなりに落ち着いた作品もあったし、三谷幸喜とか娯楽系の作品もあった上に他にも何本か見たはずなのですが、印象に残ったのが出産直前に見たこの作品しかありません。

 …出産を控えた中なのにこの作品を見ようとするこの悪趣味加減…

   ただ、作品の予習としてエイリアンが泳ぐ(これは広報で見た)、ウィノナ・ライダーが出るくらいしかなく、シリーズ4作目で惰性作品だろうと侮っていたことこあったのですが、思っていた以上に『エイリアン』シリーズの中では妊婦向け?で良い作品だと思いました。

   何が妊婦向きか。一つには《新種エイリアン》の出産シーンが出てきたりしたので←これがものすごーく勉強になった。出産って本当に大変なんだなぁとか、赤ん坊ってかわいいのかもしれないと新種エイリアンの子を見てやっと実感がわきました。

  エイリアンシリーズなので出産イコール死ではあるのですが、あの凶悪なエイリアンですら汗水涎を流して出産に挑む母親と化していたので、どんな生き物も出産には必死なんだよなあと。人間のハイブリッドとなったという設定ではあったのですが、あのエイリアンが苦しんで子どもを産むんですよ?!すげえ。

( 初代エイリアンは本当に怖かったもんなぁ。でも個人的には2作目が好きです。そしてこのシリーズは人間が一番怖い。)

  あとその生まれてきた子が母親(の血を引く)リプリーという主人公の女性には甘えたり、従来のエイリアンより大分可愛げがある感じでした。これまでよりも大分CGがこなれており、エイリアンの子の造形もかなり可愛く作ってあったと思います。この新種エイリアンの出産シーンはとにかく尺もしっかりしてたし、かなりの見せ所ですし、臨月妊婦の出産の予習にぴったりでしたw

  また、遺伝子操作によって生まれてしまった生命として不完全なエイリアン亜種の子たちが登場し、死んでいくのですが、母親としてやはりこの子たちにもつい感情移入してしまい、切なくなりました。本当に幸いなことに生まれてきた子は五体満足でしたが、母親としてどうするのが子供にとって幸せなのか考えるきっかけにもなりました。 

 …となんとなく殊勝なことを考えたふりしても、臨月でエイリアンを選ぶ時点で単なるゲテモノ趣味ではあるのですが、そういった出産についても学べたり、もちろん娯楽作品としてもハラハラドキドキした、でも雰囲気としてはダークで臨月でなんとなく不安な気分の中意外と悪くなかったので印象に残ってたことこもあり、今回記録にしてみました。

 なお、こんな胎教が施されていたことは夫も子どもも知りません。あまり知らせない方がいいかとも思いますが、まあ、普段からそういう母親をやっていますので、問題ないでしょう(おそらく)

 

 世の妊婦さん及び旦那さんは相方の日頃の反応をしっかり観察して問題ないと判断した場合に自己責任で鑑賞いただきますようお願いいたします。

 

 急ぎで書いたのでまとまりがなく申し訳ありません。引き続き父と、ときどき娘の映画ブログ、よろしくお願いします。ではではおやすみなさいませ☆